加齢とともに高まるリスク

どの年代の妊産婦さんにもリスクはありますが年齢が上がるに連れて、少しずつトラブル発生の危険性が高くなるのは事実です。

その中には少しの注意を払うだけで避けられるものもありますし、予防できるものもあります。
また、現代医療が十分にカバーできるものもありますので、むやみに恐れる必要はありません。
まずは正しい知識を持つこと。特に高齢出産に多く見られるトラブルについては予防と対処法をインプットしておきましょう。

リスク例

【流産になる率がアップ】

流産する確率は20代なら10%程度ですが、30代では15〜18%、40歳以上では40%くらいになるといわれています。これは卵子の老化や女性ホルモンの分泌低下によって染色体異常が起こりやすくなったり、着床しにくくなったりするからです。

  • 卵子の老化
  • 女性は胎児の時から卵巣内に卵子のもとになる原始卵胞を持っていて、その数はなんと50万個ほど。これが成熟すると卵子になり毎月1回、卵巣から排出されて受精のチャンスを待つのです。つまり卵子は、次々に新しく作り出されているわけではなく年月が経てばそれなりに老化します。そのため、ダメージのある卵子では受精卵の細胞分裂がうまくいかなかったり染色体数に異常があったりして流産の原因になります。

【妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病が心配される】

35歳以上の妊婦さんは太りやすく、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などを起こしやすいといわれています。妊娠高血圧症候群は最も要注意のトラブル。その発症率は20代で7〜8%程度に対し、35歳以上では15%前後になるとか。年齢のほかにも、体質的なものが深く関与していて元々高血圧症や血管の病気がある人、高血圧の家系の人は特に注意が必要です。また、妊娠糖尿病は、妊娠によって血糖のコントロールがうまくいかなくなるもの。妊娠高血圧症候群や流産、早産、巨大児、胎児死亡などの原因になる上、産後に回復しても何年後かに糖尿病を発症する確率が高いといわれています。これらのトラブルも栄養バランスの良い食事や適度な運動、定期的な健診を心がけることで予防が可能です。

【難産になりやすい】

産道がかたく子宮口が開きにくい、陣痛が弱いなどが原因で分娩遅延や難産になりやすい傾向があります。しかし、これらも個人差があります。年齢が高いから難産になると勝手に決めつけないようにしましょう。ネガティブな思い込みは不安や緊張を招き、ますますお産がスムーズに進まなくなってしまいます。

【帝王切開になりやすい】

合併症や難産など、様々なトラブルが多ければ帝王切開になる確率が高くなります。また、体力的な問題を考慮して帝王切開になることもあります。医師とよく相談しましょう。また、帝王切開をした後の合併症も心配されます。予防として術後、早期に歩行を開始して体をどんどん動かすことが大切です。

【染色体異常児が生まれやすい】

最もよく知られているのはダウン症候群で、主な原因は加齢による卵子のダメージです。ダウン症の子どもは、新生児の約1000人に1人の割合で生まれていますが、25歳の妊婦では1205人に1人程度なのに対し、35歳では295人に1人、40歳以上になると100人に1人と年齢が上がるに連れて生まれる確率が相対的に高くなります。そのため、35歳以上の人には、血清マーカー検査や羊水検査などの出生前診断検査を紹介する病院が多いようです。

  • ダウン症候群の特徴
  • ダウン症候群の殆どは、常染色体のうちの21番染色体が1本多いことから起こります。先天的な染色体異常のひとつですが、遺伝的要因ではなく偶発的に発生することがほとんどです。ダウン症の子どもは特有の顔つきをしていて、知能や運動能力に発達の遅れが見られます。心疾患などの合併症を伴うこともあります。やさしく人なつっこい性格で現在は平均寿命も延びています。

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